白馬山案内人組合を支えるプロダクト

白馬山案内人が実際に使用しているMILLET製品を紹介します。
レインウエアからバックパックまで、山で使い込んだガイドたちのインプレッションです。

ティフォン 50000
ストレッチ ジャケット
ティフォン 50000
ウォーム ストレッチ ジャケット
ドライナミック メッシュ
3/4 スリーブ クルー
サース フェー 30+5
オネガ ストレッチ パンツ
エキストリーム ルイター
アルファ コンポジット フーディ
トイ リバーシブル フーディー
トリロジー 35

レインウェア

ティフォン 50000
ストレッチ ジャケット

TYPHON 50000 ST JKT

More Information

IMPRESSION

いろいろな場面で"使える"シェル- 水越 健太 -
夏の北アルプスガイド全般で使用しました。 なにしろ生地がしなやかで柔らかいため、着心地が抜群に良かったです。ゴワゴワしないので畳むとコンパクトになり、かさばりがなくパッキングがとても楽。透湿性の良さは目をみはるものがあり、蒸し暑いコンディションになるほど、その性能を痛感しました。
春から秋を通して何度も使いましたが、撥水・防水の耐久性も素晴らしく、性能はほとんど衰えません。また、雨具としてだけでなく、ちょっと風があるコンディションではウインドブレーカーとしても使いました。いろいろな場面で"使える"シェルだと思います。
肌触りの良さ、伸縮性、透湿性に優れる逸品- 泉 秀和 -
南アルプス・北岳の草スベリルートを急登した時のことです。背の高い草地の間を登っていくルートは朝になると露で濡れやすくなっています。そのためトレッキングパンツではなく、アンダーウェアの上にティフォンパンツを履いて、草スベリを超えました。
その後、稜線に出た後も、そのまま履き続けて行動したのですがとても快適でした。なぜならティフォンの肌触りが良く伸縮性がある上に、透湿性が優れているためこれまでのレインウェアにはない着心地だったからです。
それ以降、私にとってティフォンは、トレッキングパンツの機能を持ったハイブリッドパンツという扱いです。いまでは、あらゆる山行で手放せないギアの一つになっています。
美しいシルエットとしなやかさ- 伊藤 妙子 -
2017年の初夏より使っています。レインウェアとは思えないほどのコンパクトさと軽量さ。湿気の多い夏山でも蒸れにくく快適な透湿性を感じます。初めてウィメンズ製品を着用しましたが、シルエットの美しさやしなやかさが、とても気に入っています。

レインウェア

ティフォン 50000
ウォーム ストレッチ
ジャケット

TYPHON 50000 WARM ST JKT

More Information

IMPRESSION

動きやすくてストレスフリー- 伊藤 妙子 -
ハードシェルなのに、とても動き易くてストレスがありません。主にスキーのときに使用しましたがフードが大きく、ヘルメット着用時でも、風雪の強さは気になりませんでした。
高い保温力で秋から冬の登山で活用- 荒川 智 -
ストレッチ素材を使用したハードシェルなのでゴワついた感触がなく、アイゼンの脱着時なども手足の曲げ伸ばしがスムースです。
もちろん登るときも、動きを制限することなく快適でした。防水性は20000ミリと高いうえに、透湿性に優れているため蒸れも少なめ。裏地には起毛トリコットを使っているので、ハードシェルからの直接的な冷えが伝わりにくい印象でした。保温力がバランスの良いシェルなので、秋から冬の登山まで使えます。
蒸れのないサラッとした肌触り感- 泉 秀和 -
サイドカントリーでの山スキー、浅間山でのスノーシュートレッキング、八方尾根での遭難救助の3回で使用しました。
夏用に比べるとしっかりとした保温力があり、なおかつ蒸れないのが素晴らしかったです。さらりとした肌さわり、運動を阻害しないストレッチ性、さすがはティフォンという感じです。コンパクトさと軽さは夏用には及びませんが、山スキーや雷鳥調査などでどんどん使っていきたいウェアです。

アンダーウエア

ドライナミック メッシュ
3/4 スリーブ クルー

DRYNAMIC MESH 3/4 SLEEVE CREW

More Information

IMPRESSION

ザックを背負っていても背中が蒸れない- 水越 健太 -
登山やバックカントリーの場合、ザックを背負っているので、どうしても背中が蒸れてシャツが汗で濡れます。しかし、このドライナミックメッシュを着ているとほとんど濡れません。真夏の暑いコンディションでも快適。これは本当にすごい。
夏のガイド登山などは2泊3泊が多いのですが、山行最終日になっても汗臭くならずに済みます。
冬山では汗をかくことは、ともすれば危険因子になりますが、これを着ていれば、その心配はいりません。
生地が少し厚手のため、素肌とシャツの距離があり、それが通気性を良くし、メッシュの吸い上げ効果にも寄与するのでしょう。
汗冷えを抑え体力を温存できる優れもの- 泉 秀和 -
私は大汗かきです。長年、少しでも風が吹くと体が冷え、すぐに防寒具を着ていました。その際は、腕や足、体のいたる場所に衣類が張り付き、運動を阻害します。ザックを背負ってもヒヤッとしていました。それが、このアンダーのおかげですべて解決。
森林限界以上の風のある場所では夏でもおすすめです。体力を温存する上でも素晴らしいアイテムです。

バックパック

サース フェー 30+5

SAAS FEE 30+5

More Information

IMPRESSION

スリムなバックパックはとても頑丈- 水越 健太 -
日帰りの縦走ガイドで主に使用しています。このスリムなザックは岩場でも引っ掛かることはなく、とても使いやすいです。頑丈な生地素材は、ゴリゴリと岩に押し付けたり擦れても痛むことはありません。ザックカバーが付いているため、不意の雨でも素早く被せられるのがとても便利です。また、雨蓋やサイドにはポケットが付いているので、小物を仕分けるのにとても使いやすいです。
なお、縦走系の日帰り山行に適しているでしょう。
使い勝手が良くて重宝するサイズ感- 伊藤 妙子 -
ガイドをしていると、どうしても荷物が多いシチュエーションが増えるため、男性対応のMを背負っています。3シーズン用であればテントもシュラフも入り、2~3泊セットも問題ない使い心地です。細身で岩場でも邪魔にならず、背面のパッドも安定感があります。何より2気室構造が、使い勝手も良くて重宝します。

パンツ

オネガ
ストレッチ パンツ

ONEGA STRETCH PANT

More Information

IMPRESSION

軽量で伸縮性の高い立体裁断パンツ- 荒川 智 -
わずか300gという軽さ。速乾通気性に優れているので、汗に濡れてもすぐに乾きます。気温が高いときの登山に最適でした。ストレッチ素材を使った立体裁断になっているので、岩登りなど足を大きく上げたりするシュチュエーションでも動きがつまるような感覚がありません。山登りからアルパインクライミングまで様々な動きに対応してくれます。
通気性に優れ、蒸れない- 久田 重太 -
ストレッチ性に優れた薄手のパンツは、脚を大きく上げるような状況でもストレスをまったく感じません。薄手のため主に夏場のガイドなどで使用しましたが、通気性も良いため蒸れる感じもありませんでした。5月末の残雪残る白馬岳に登った際には、さすがに単体では肌寒く感じましたが、このパンツの上にティフォンパンツを着ると、風も防げてそれほど寒くありませんでした。それに、それぞれの通気性の良さも相まって、とても快適に歩くことができました。

ミッドレイヤー

エキストリーム ルイター
アルファ コンポジット
フーディー

EXTREME RUTOR ALPHA COMPO HOODIE

More Information

IMPRESSION

行動中に着用できる化繊のインサレーション- 久田 重太 -
体幹部分に化繊綿が入っている保温着。主に行動中に着用しました。トイジャケット以上に通気性と伸縮性に優れ、長時間行動し続けたり、激しく動いたりする際には手放せないアイテムです。風通しが良いので、これだけでは寒い条件もありましたが、薄手のシェルなどと組み合わせると非常に快適に行動できる優れものです。
熱がこもりにくいハイブリッド構造- 荒川 智 -
フロント部分にポーラテックの中綿を使用しているハイブリッド構造。暖かさがありながら、バックパックとの干渉がある背面部位には通気性に優れた素材を用いています。そのため熱がこもらず、気温の低い秋や冬、そしてアルパインエリアでの行動に最適でした。
バラクラバを出すまでもない風が吹く状況のとき、フーディーが役立ちました。

インサレーション

トイ リバーシブル
フーディー

TOI REVERSIBLE HOODIE

More Information

IMPRESSION

時期を問わずに快適に使える保温着- 久田 重太 -
化繊綿のインサレーションジャケット。主に行動中の保温着として着用しました。化繊なので、少しハードに動いて汗ばんでも保温力はあまり落ちず、快適に動き続けることができました。また、コンポジット モデルは、背中には綿が入っていないため、ザックを背負った状態でも、背中が蒸れたりするような不快さを感じることはありません。時期を問わず万能に使える保温着でしょう。

バックパック

トリロジー 35

TRILOGY35

More Information

IMPRESSION

無駄を省いたシンプルなアルパインバッグ- 荒川 智 -
岩などで擦れても破れにくい丈夫な生地が使われています。メインアクセスの入り口も大きく、様々なアイテムが出し入れもしやすい作りになっています。ショルダーストラップは細身ですが、厚みを持たせてあるため、肩への負担が軽減されます。無駄を省き、必要な機能を厳選したアルパインバックパックなので重宝しています。重さ950gという軽さも見逃せません。

インプレッションをしたのはこの5人

荒川 智あらかわ さとし
冬はバックカントリーガイドとして白馬の山々を中心に案内し、春には立山へも足を運ぶ。夏は八方尾根や栂池自然園をガイドする。
信州登山案内人、日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅡ、スキー/スノーボードガイドステージⅡ、JAN レベル1
泉 秀和いずみ ひでかず
ガイドのほか、登山道整備や救助といった遭対協の仕事、雷鳥調査の手伝い、簡単な歩荷、白馬尻や鑓温泉小屋の設営や撤収などを行う。信州登山案内人、日本山岳ガイド協会 山岳ガイドステージⅠ、山スキーガイドステージⅡ、北アルプス北部遭対協白馬班
伊藤 妙子いとう たえこ
高山植物と山野草のプロフェッショナル。細かな違いも瞬時に見分けられる。また、スキー技術もトップクラス。
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅡ
久田 重太ひさだ しげた
競技テレマークスキーの世界選手権やワールドカップに参戦した経歴の持ち主。岩岳スキースクールに所属している。
信州登山案内人(北アルプス地域)
水越 健太みずこし けんた
無雪期は主にバリエーションルート、冬から春にかけてはバックカントリーや雪山登山のガイドを行っている。
信州登山案内人、日本山岳ガイド協会 山岳ガイド ステージⅡ、スキーガイド ステージⅡ

ページトップへ